鋳物ほうろう鍋「バーミキュラ」を製造・販売する愛知ドビー（名古屋市）は、製品を使って料理作りなどを体験できる複合施設を名古屋市内に１２月上旬オープンする。高い密閉性から野菜など食材に含まれる水分を活用した「無水調理」が可能で、おいしく仕上がる性能を手に取って知ってもらう。投資額は約１５億円。
施設名は「バーミキュラ ビレッジ」でＪＲ名古屋駅の南を流れる中川運河沿いの倉庫跡地に建てる。
南北エリアに分かれ、南側（敷地面積２３００平方メートル）ではバーミキュラ製品で調理した料理などを提供するレストランやカフェなどを置く。北側（２０３７平方メートル）は全種類の製品をそろえた国内初の専門店を設置するほか、料理教室や鍋の製造体験もできる。
担当者は「体験を通じてバーミキュラを深く知ってもらい、その魅力を世界に発信したい」と話している。