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トヨタ、踏み間違い防止装置の後付け可能車種を12車種に拡大

 トヨタ自動車は29日、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐ安全装置について、後付け可能な対象車種を現在の5車種から2019年内に12車種まで広げると発表した。高齢者らによる踏み間違い事故が多発する中、幅広い車種で利用できるようにする。

 安全装置は昨年12月に発売。自動ブレーキ機能が付いていない旧型の車が対象となる。これまで「プリウス」「プリウスα」「アクア」「プレミオ」「アリオン」の5車種だったが、6月3日に「ポルテ」「スペイド」「ウィッシュ」、10月に「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」「パッソ」、12月に「ヴィッツ」と順次拡大する。

 装置は、車両の前後に取り付けたセンサーで壁などの障害物を検知。ブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んだ際に加速を抑制する。

 車内に設置されたモニターにも警告が表示される。自動停止せず、運転手がブレーキを踏む必要がある。

 希望小売価格はポルテなどの場合で5万5080円。取り付け工賃などが別途かかる。

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