日本との関係では、国際協力機構(JICA)がルワンダのICT戦略策定時から専門家派遣などで支援。起業を目指す若手が経営などを学ぶ拠点などの運営に関わってきた。
ソフト開発のレックスバート・コミュニケーションズ(東京都千代田区)はルワンダのIT人材に着目。14年にソフトウエア開発委託の合弁会社を設立した。海外からの帰国組の優秀人材も採用しており、「欧州やルワンダ政府からの受注増で、3~5年で100人規模に増やしたい」(田中秀和社長)と意気込む。
銀行や交通などの従来型の産業が未発達なアフリカ諸国では、携帯電話や電子マネーなど新しい技術への関心が高い。一足飛びに技術革新が進む「リープフロッグ(かえる跳び)」と呼ばれる現象も起きている。
起業家支援のサムライインキュベート(東京都品川区)は昨年、ルワンダや東アフリカのベンチャーに投資する子会社リープフロッグベンチャーズを設立。日本企業向けにルワンダで実証試験の場を仲介するサービスを本格化させる。