客室でチェックアウト、混雑解消 ロイヤルホテルが新システム

チェックアウトの新システムの利用イメージ(ロイヤルホテル提供)
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 ロイヤルホテルは、スマートフォンなどで客室から簡単にチェックアウトできる仕組みを開発し、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)の一部客室に導入した。フロントの混雑解消につなげる狙い。今後は全客室や、他の傘下10ホテルにも導入を検討する。

 客室のQRコード(2次元バーコード)をスマホやタブレット端末で読み取り、専用サイトにアクセス番号や宿泊者名、クレジットカード情報を入力。客室のカードキーはフロント前に置く箱に返せば手続きが完了する。アプリのインストールや会員登録は不要。また精算後はクレジットカードなどの情報を残さない業界初の仕組みで特許を出願しており、サイバー攻撃からの安全性も高めた。14日から運用を始めた。

 同ホテルでは、チェックアウトはフロント係が受け付けており、団体専用受付を設けるなどして混雑緩和に努めているが、それでも行列ができるという。広報担当者は「顧客満足度向上と業務効率の改善につなげたい」と話している。