成長が続いてきた中国の新車市場も昨年は28年ぶりのマイナス。中国販売実績が昨年、当初見通しより7・7%低かった日産自動車の西川広人社長は「中国は少し踊り場にある」と指摘する。大規模な生産抑制に乗り出すルネサスの不振も車載半導体の中国向け需要の減少が主因で、在庫調整の狙いがある。
内閣府が指数悪化の要因のひとつとみるSUBARU(スバル)の群馬製作所での約10日間にわたる稼働停止は部品の不具合が理由だが、スバルは完成検査をめぐる不正を受けて品質向上のために生産ペースを落としているという事情もある。1月の指数は国内外の複合的な要因で大幅に悪化したようだ。