「絶対に復旧させる」 電話、ネット通信をめぐる関空連絡橋55時間のドラマ (2/2ページ)

連絡橋の内部で通信回線の敷設を急ぐ作業員ら。使命感が早期復旧を実現させた=昨年9月6日(NTT西日本提供)
連絡橋の内部で通信回線の敷設を急ぐ作業員ら。使命感が早期復旧を実現させた=昨年9月6日(NTT西日本提供)【拡大】

 タンカーの衝突という、想定外の事態で被害を受けた通信回線。今回は、タンカーがぶつかった下り線側に回線が集中していたという不運もあった。これを教訓に、NTT西は、1つの回線が切断されても他でバックアップできるよう、新たな回線の敷設を始めた。

 厳しい現場を乗り切った生駒氏は「チームに選ばれ、頼りにされていると思えてうれしかった。家族も喜んでくれる仕事ができてよかった」と話す。