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日本初、中華まんミュージアム 中村屋、年間9000人の来場者を見込む (1/2ページ)

 中華まんなどの製造・販売で知られる中村屋(東京都新宿区)は、中華まんの製造工程が見学できる「中華まんミュージアム」を武蔵工場(埼玉県入間市)の敷地内に25日オープンした。中華まんの常設見学施設としては日本初で、年間9000人の来場者を見込んでいる。

 同ミュージアムは、武蔵工場の総延べ床面積約1万5000平方メートルのうち、約2900平方メートルを占める。具や生地で包むところから包装までの工程をガラス越しに見学でき、最後は工場で製造した肉まんの試食も用意されている。入り口には中華まんのオブジェがあり、館内では体感型のオリジナルゲームを楽しめるゾーンもある。

 顧客との接点に

 ミュージアム開設の理由について鈴木達也社長は「通信販売の台頭でメーカーと顧客が触れ合う機会が減少している。顧客とのコミュニケーションの場を設けることで親密感、親近感を持ってもらい中村屋の中華まんやファンづくりにつなげていく」と話す。

 ミュージアムの見学は無料だが事前予約制で、現在、3カ月先まで埋まっているという。このため、子供が春休みを迎える3月下旬から4月上旬は、通常、休館している水曜日と木曜日も受け付ける。オープンに先立って報道陣に公開した14日には、地元小学生らを招待し、中華まん製造工程の見学や試食会を行った。

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