ダイナム(東京都荒川区)は30日、ぱちんこ依存対策に取り組むホール企業大手5社(合田観光商事・ダイナム・ニラク・マルハン・夢コーポレーション)と共同で、レスポンシブル・ゲーミング(責任あるゲーミング)に関する取り組みを発表する。今回は、強い意思のもとで実効力のある具体的依存対策案を打ち出すなどの共同声明を行うという。
当日は、認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク代表理事で、薬物依存回復支援施設のダルクやギャンブルに問題がある人の回復支援施設である認定NPO法人ワンデーポートなどの活動支援も行う西村直之氏を招請。講演のほか、顧客と接する機会が多いホール従業員を対象に、依存対策に取り組むための合同セッション(ワークショップ)を開催する。
今回の5社トップによる共同声明や西村氏の講演、ワークショップの様子は、各社ホームページで一般公開し、ホール企業における依存対策への意識啓発につなげる意向だ。
レスポンシブル・ゲーミングとは、一般社団法人RCPGのHPによれば、ギャンブリングに関連して起こる可能性がある害について、それを予防し、できるだけ少なくするためのフレームワークとその実践のことを意味する用語。その主眼は、すでに起こってしまった問題に対する後からの対策だけではなく、負の問題が起きる前に対策を講じ、より健康的な行動習慣を促進しようとする公衆保健プロジェクトの展開にある。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)