大日本住友の抗精神病薬 特許侵害訴訟で和解

 大日本住友製薬は27日、米国で販売する抗精神病薬「ラツーダ」をめぐり、後発品(ジェネリック)メーカー16社に対して起こした特許侵害訴訟について、和解が成立したと発表した。複数のメーカーとは2023年2月以降に後発品を販売できる和解契約を結んだ。同治療薬をめぐって大日本住友は、米国食品医薬品局(FDA)に後発品申請を行ったメーカーに対して、特許権を侵害しているとして、今年2月に米国ニュージャージー州連邦地方裁判所に提訴していた。