料理人派遣で「交流の場と働き方」提供 グラアティアCEOが起業したキッカケ (1/2ページ)

ある企業のパーティーにグラアティアの料理人が提供した料理の数々
ある企業のパーティーにグラアティアの料理人が提供した料理の数々【拡大】

  • 竹内CEO(左)と新垣CEO

 グラアティアは、企業に料理人を派遣して、従業員が食事を囲みながらコミュニケーションを図る場を提供する。会社内の風通しを良くすることにつなげ、人材の定着率や満足度を高める効果を上げている。一方、料理人にとっては店舗での長時間労働から解放されるとともに収入も改善し、新しい働き方として注目されている。

 離職歯止めの効果

 出張料理人サービスの「グリーンダイニング」の利用を希望する企業は、日時、場所、人数や予算のほか、創立記念パーティー、懇親会といった会の目的などを告げて申し込む。当日は職場やイベント会場などに料理人が出張して、目の前で料理を振る舞うライブ感が楽しめる。

 これまでに延べ230件、1万5000人超に利用されてきた。料理人は約700人が登録されている。約2000人が参加した経済関連団体のパーティーを受注した実績もある。費用は、1人当たりおよそ4000円からだ。

 従来のケータリングとの違いは、各企業の目的や狙いに沿ってプロデュースすること。例えば、大手美容会社は新入社員の50%が離職していたことから、研修最終日に役員ら、多くの関係者が参加する懇親会を開いた。

 お互いをよく知るため、「チームサラダ」というプログラムを企画。チームごとに分かれて色とりどりの有機野菜を使って思い思いのサラダプレートをつくった。共同作業体験を通して、チームワークと信頼関係を築く機会となった。同社で中途退職する新人の多くは「相談できる人が身近にいない」と悩んでいたが、離職率は以前の半分以下に改善された。

料理人にとってもメリット大