東芝、半導体売却で損失補償追加請求

 東芝は10日、売却して独立させた半導体メモリー会社の東芝メモリから約45億4000万円の損失補償の追加請求を受けたと発表した。前回合意した補償と合わせた約93億1000万円を支払い、2018年7~9月期決算で損失として計上する。

 6月に米ファンドのベインキャピタルを中心とする企業連合に売却した際の契約に基づく措置。支払うのは台湾の半導体メーカー、マクロニクスとの特許訴訟などで東芝メモリが負担する損失で、今回の事案で補償をさらに求められることはないという。