米インターネット通販大手のアマゾン・コムの幹部は21日、共同通信などの取材に対し、音声を使った人工知能(AI)の開発の進捗(しんちょく)について、5~10年後に人間と20分以上、雑談を続けられるようになるとの見通しを明らかにした。
政治や娯楽、スポーツといった幅広い話題で自然な会話を実現するのが目標で、アマゾンは、大学生向けに賞金付きのコンテストを実施し、研究開発を促している。音声AIの研究開発責任者のローヒット・プラサード氏は「開発は進んでいるが、達成に5~10年はかかるだろう」と述べた。
アマゾンは20日、AIスピーカー「エコープラス」などの新製品を発表した。
アマゾンの音声AI端末責任者のトニー・リード氏は、音声AIサービス「アレクサ」の搭載を自社製品に加え、他社の家電にも広げる戦略を進めると強調した。(共同)