アメリカの大手小売チェーン店ウォルマートが、同社のオンラインショッピングサイトで、バーチャル(仮想)ショッピングが楽しめるサービスの提供を6月末より試験的に開始した。ユーザーは仮想アパートの中を見て回りながら、気に入ったものをクリックして購入することができる。
◆米ウォルマートは600品目をテスト販売
仮想アパートには「寝室」「ダイニングルーム」「リビングルーム」「キッチン」「オフィス」「子供部屋」「バスルーム」「パティオ」があり、各部屋に合った家具や雑貨が配置され、購入可能なものには黄色い二重丸の印がついている。たとえばキッチンなら、トースター、まな板、コーヒーメーカーなどが購入できるようになっている。
部屋ごとに家具などのインテリアがコーディネートされているため、アイディアを真似したい人は、各部屋にあるものを仮想アパートの下に表示し、まとめて複数の商品を選んでショッピングカートに入れることも可能だ。
当初は70品目程度だったが、現在は約600品目まで増えており、生活に必要なものはほぼすべて揃えることができる。3Dメガネのグーグル・カードボードや韓国サムスン電子製のゴーグル型VR(仮想現実)端末「ギアVR」を使えば、アパートの立体感も楽しめる。