災害時の安否伝えるウェブ掲示板普及へ ユウトハンズが自治体に拡販、アプリは無料配布 (2/2ページ)

誰でも無料で使うことができる災害時用のウェブ掲示板『心子いるよ!』のトップ画面
誰でも無料で使うことができる災害時用のウェブ掲示板『心子いるよ!』のトップ画面【拡大】

 従来、災害時の安否確認ツールは個人や法人が個別に契約する必要があったが、自治体などが提供先になることで誰でも無料で自由に使うことができる。同社では、防災時以外の平時でも、住民から「街路樹が倒れている」「水道管が壊れた」という情報提供を受けて、速やかな行政サービスにつなげられるとみている。

 熊本県出身の城野徹社長が16年に発生した熊本地震で被災。車中泊で避難生活をする人の安否確認が困難だったことから、誰でも行政に連絡できる手段として企画、開発した。城野社長は「高齢者や外国人にも配慮し、さらに使いやすいアプリを開発する」と話している。

【会社概要】ユウトハンズ

 ▽本社=東京都渋谷区宇田川町2-1 渋谷ホームズ1307

 ▽設立=2000年10月

 ▽資本金=2000万円

 ▽従業員=12人

 ▽売上高=5500万円 (2017年12月期)

 ▽事業内容=ソフトウエア開発、紙文書の電子化、ウェブ制作、印刷、デザイン