中堅・中小にもオープンイノベーションの機運を 関東経産局、ベンチャー技術で課題解決 (1/2ページ)

 関東経済産業局は、中堅・中小企業の製造現場などでの経営課題に、ベンチャー企業が持つ斬新なアイデアや技術とを結び付けて、解決策を導く新たな取り組みを始めた。

 他社の技術やアイデアを活用して経営課題の解決を目指す「オープンイノベーション」の機運を地域の中堅・中小企業にも広げていく。

 関東経産局は、この取り組みに参加を希望する管内(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、新潟、長野、山梨、静岡の各都県)の中堅・中小企業約20社、ベンチャー企業約10社を公募している。

 「シーズプッシュ型マッチング」と名付けられたこの取り組みは、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京都港区)に委託する形で実施。9月までに寄せられる中堅・中小各社の経営課題と、ベンチャー各社の技術やアイデアをすり合わせたうえで、プロジェクト案2、3件を採択。10月から来年1月にかけて、月1、2回程度の開発会議や実証実験などを行い、来年2月に東京都内での成果発表会に臨む。成果を公表することで、中堅・中小企業でもオープンイノベーションへの機運を高める。

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