おいしい…けれど「まずい棒」 銚子電鉄、新菓子で自転車操業を打破 ネット通販も予定

新発売した「まずい棒」(銚子電鉄提供)
新発売した「まずい棒」(銚子電鉄提供)【拡大】

  • 新発売の「まずい棒」を手に持つ銚子電鉄の竹本勝紀社長(同社提供)
  • 新発売した「まずい棒」(銚子電鉄提供)

 利用者減少で「マズい」経営状況を打破しようと、千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電気鉄道」は3日、スナック菓子「まずい棒」を発売する。公式サイトでは「電車なのに自転車操業…」と窮状を訴え「正直、おいしいです」とPR。同社はこれまでも、ぬれ煎餅を販売して収益を上げており、新たな名物に期待している。

 まずい棒はコーンポタージュ味。パッケージに、ホラー漫画家の日野日出志さんが書き下ろしたキャラクター「まずえもん(魔図衛門)」のイラストに加え、「マズいです!経営状況が…」と自虐的なコメントを載せた。

 1本50円、15本セットは600円。「破産は嫌、嫌」の語呂合わせで「8月3日18時18分」に犬吠駅で発売し、インターネット通販なども予定している。

 まずい棒は、東京都内の企画運営会社からの提案を受けて商品化。竹本勝紀社長は「新しいことに挑戦することで、銚電は元気だよと全国にアピールしたい」と話している。