加熱式たばこ喫煙可能場所を開拓 JT「禁煙エリアでも利用しやすく」 (1/2ページ)

禁煙でもJTの加熱式たばこ「プルーム・テック」は喫煙できる店舗であることを示すステッカー(同社提供)
禁煙でもJTの加熱式たばこ「プルーム・テック」は喫煙できる店舗であることを示すステッカー(同社提供)【拡大】

 日本たばこ産業(JT)が同社の加熱式たばこ「プルーム・テック(PT)」の喫煙可能場所開拓のための態勢を強化したことが1日、分かった。改正健康増進法の成立などで公共スペースの禁煙化が進むなか、においがほとんどしないPTを「禁煙エリアでも利用しやすい」とアピールし、飲食店やオフィスでの普及につなげる考えだ。

 JTは昨年6月、PTの喫煙可能場所開拓を担当するチームを約20人態勢で立ち上げ、今年1月には50人程度まで拡充していた。7月に全国のコンビニエンスストアでもPTを販売するようになったことを受け、人員をこれまでの5倍にあたる約250人に増やし、全国の飲食店などへの働きかけを強化している。

 JTは「たばこは吸えないが、PTは吸うことができる」ことを示したプレートやステッカーを作成し、店舗などに掲示してもらっている。PTを喫煙できる店舗は2千店舗を突破しており、JTは毎年1千店舗以上の上積みを視野に入れているもようだ。

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