日本電産、車載向け好調で過去最高益 業績予想を上方修正

 日本電産は25日、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を従来予想比で1.6%増の1兆6000億円に、最終利益も1.4%増の1470億円に引き上げた。ともに過去最高となる見通し。

 自動車や家電向けのモーターのほか、産業用ロボット関連の販売が好調に推移していることが要因。

 永守重信会長は同日、東京都内で開いた決算説明会で「車の電動化などでモーターの市場が拡大しており、生産能力の増強が大きな鍵を握る。工場の再編成や増床を急ピッチで進めて供給責任を果たしていく」と強調した。

 同時に発表した18年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比11.9%増の3837億円、最終利益も33.0%増の373億円と大幅に伸びた。車載向け製品などで利益改善が進んだ。