日立、米クラウド企業を買収 IT事業拡大へM&A積極化

日立製作所の本社=東京都千代田区丸の内
日立製作所の本社=東京都千代田区丸の内【拡大】

 日立製作所は25日、クラウドサービスを展開する米リーンクラウドを買収すると発表した。買収額は非公表。年内の買収完了を目指す。日立はIT事業の拡大に向けてM&A(企業の合併・買収)を積極化する方針を打ち出しており、今回の米社買収もその一環。

 米国の全額出資子会社、日立ヴァンタラを通じて買収する。リーンクラウドは2013年創業で、サーバーの保守や障害時対応などシステム管理全般に強みを持つ。米国とインドに拠点を構えており、従業員数は約230人。日立は買収により、自社のインフラ構築力とリーンクラウドのシステム管理を融合させて統合的なクラウドサービスの提供につなげる。

 日立は平成33年度にIT関連事業の売り上げ収益で3兆円、本業の収益力を示す営業利益率を10%以上に引き上げる目標を掲げている。

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