ソフトバンク、秋にも国内でスマホ決済 グループ2社とサービス、週内にも概要発表 (1/2ページ)

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(AP)
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(AP)【拡大】

 ソフトバンクが、インドのスマートフォン決済最大手Paytm(ペイティーエム)、ヤフーのグループ2社と組んで、今秋にも国内でスマホ決済サービスを始めることが23日、分かった。ソフトバンクとヤフーの会員基盤や、ペイティーエムがインドで培った人工知能(AI)を活用したサービスを応用する。スマホ決済は競合が乱立しており、ソフトバンクとヤフーは6月に決済事業会社を折半出資で設立。加盟店が運営会社へ支払う手数料を0円にし、普及を進める。

 ソフトバンク系のスマホ決済は、利用者がスマホに2次元バーコード「QRコード」を表示して加盟店に読み取ってもらう方式と、加盟店の店頭に掲示されたQRコードを利用者が読み取る方式の2パターンとみられる。週内にも概要を発表する。

 ソフトバンクとヤフーが設立した決済事業会社は「ペイ株式会社」。営業スタッフを全国規模で募集し強力に加盟店開拓を進める。ペイティーエムは、インドで高額紙幣が廃止されたことに伴い、急速に利用者を伸ばし、同国で3億5000万人が利用している。昨年、ソフトバンクグループが約14億ドル(約1560億円)を出資した。

「あらゆるサービスの中心になり重要」