日産自動車は電気自動車(EV)「リーフ」にスポーティーなモデル「NISMO」を追加し、19日に発表した。SankeiBizでは発売に先駆け、さっそく試乗した。
リーフは昨年9月、8年ぶりに全面改良された新モデルが発売され、EVでは傑出した走行距離やアクセルペダルだけで加減速できる「e-Pedal」が話題になり、売れ行きも好調だ。
今回のリーフNISMOは、日産の関連会社であるオーテックジャパンが手掛け、「フェアレディZ NISMO」「GT-R NISMO」などに続く、NISMOロードカーシリーズの第7弾となるモデルになる。
リーフNISMOのコンセプトについて、同社の中澤慎介常務執行役員は「EVとスポーツをうまく組み合わせ、環境にも優しく、走っても楽しいクルマ」と強調する。
EVとしての電気部品などはベース車を踏襲しているが、電気制御を変えることで加速性能を高めたのが特徴だ。サスペンションも専用にチューニングされ、ホイール表面の空気抵抗も低減。きびきびした走りと快い乗り心地が楽しめる。
特にモードスイッチをノーマルでBレンジにすると、NISMOならではの加速感と減速感が味わえ、コーナリングでも吸い付くような感覚だった。ベース車同様、EVならではの静粛性も素晴らしく、運転中は鳥の鳴き声も耳に響いた。
リーフNISMOは7月31日に発売される。販売価格は消費税込みで403万2720円。