住宅ローン、56%が変動型 低金利長期化で過去最高 支払い増えるリスクも

 住宅ローンを変動型金利で借りた人の割合が、平成29年度下期の利用者で56・5%に拡大し、過去最高となったことが住宅金融支援機構の調査で7日、分かった。低金利が長期化するとの見方が増えていることや、割高な固定型ローンとの金利差が広がっているのが理由。変動型は市場動向に応じて金利が半年ごとに見直されるだけに、金利が上がれば将来の支払いが増えるリスクがある。

 家計の住宅ローン残高は増え続けている。金利の低下に加えて住宅ローン減税の導入で、お金を借りやすくなっているためだ。日銀の統計によると、29年度末の残高は202兆3407億円で、6年連続で過去最高を更新した。

 住宅金融支援機構によると、29年度下期に変動型でローンを組んだ人の割合は前年同期比で約9ポイント上昇した。各行が優遇金利の引き下げを競っており下落傾向にある。

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