Eishin 環境配慮の燃費改善スプレー 総代理店契約、海外で締結加速 (1/2ページ)

エコスプレーを自動車のエアフィルターに吹き付けるユーザー
エコスプレーを自動車のエアフィルターに吹き付けるユーザー【拡大】

 Eishin(エイシン)は、環境に配慮した燃費改善スプレー「eco-SPRAY(エコスプレー)」の事業体制を強化する。具体的には東南アジアを中心に海外で総販売代理店契約を積極的に締結するほか、国内では大手運送会社への働き掛けを行っていく。これに伴い生産体制も増強する。7月をめどに埼玉県三郷市内に拠点を新設し、生産能力を10倍の月間20万本へと引き上げる計画だ。

 エコスプレーはアミノペプチドとフコイダン、ヒノキチオール、鉱石接触水という4種類の自然由来の成分で構成。自動車の空気の取り込み口であるエアフィルターの両面に吹き付けることで汚れを落とす。持続効果の目安は走行距離5000キロとしている。これによって一酸化炭素や窒素酸化物といった排ガスを減らすほか、燃費の改善を実現。高騰するガソリン価格対策にも有効に働く。

 2016年には国連工業開発機関(UNIDO)から、環境汚染対策に優れた商品として評価され、これを機に日本に加えて海外でも採用が拡大。中国やタイなどでは総代理店を配置して販売している。また、ベトナムやインドネシア、マレーシアといったアジアをはじめとしてヨーロッパやアフリカなど幅広い地域でテスト導入を行っている。

 エコスプレーの累計販売本数は約20万本。各国では環境とガソリン価格対策が重要な課題となっているだけに、順次総販売代理店契約を交わして普及を加速する計画だ。

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