【ピックアップ】豊丸産業、福祉向け遊技機PR

バリアフリー2018での同社ブース。福祉関係者の注目を集めた
バリアフリー2018での同社ブース。福祉関係者の注目を集めた【拡大】

 豊丸産業(名古屋市中村区)は、3月中旬に東京で開催された「ケアテックス2018(第4回国際介護用品展/介護施設産業展/介護施設ソリューション展)」に続き、4、5月も連続で福祉関連産業の展示会にブースを出展。介護施設などへの設置を目的に開発された遊技機をアピールした。

 4月には、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された介護・福祉・高齢者医療・看護の総合展「バリアフリー2018/慢性期医療展2018/看護未来展2018」(4月19~21日開催)にブースを出展。同イベントは、3展示会合わせて382社・団体が出展する西日本最大級の総合展示会で、豊丸産業は、高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展「バリアフリー2018」の5号館会場で新製品の「元気はつらつトレパチ!テーブル」、福祉向けトレーニングパチンコ機「トレパチ!」を出品。4人掛け食卓テーブルに大型42インチタッチパネル液晶を搭載した「元気はつらつトレパチ!テーブル」は、コミュニケーション機器、レクリエーション機器としての機能を兼ね備えており、関西初出展となるなか、来場者の関心を集めた。

 介護施設などでリハビリトレーニングやレクリエーションを行う目的で開発された専用遊技機「トレパチ!」は、利用者1人でも楽しみながら脳や身体のトレーニングができるレクリエーション機器として注目を集め、ブースは終日、にぎわいを見せた。会場では、同社の永野光容社長もブースに立ち、来場者に製品の魅力をアピール。質問にも積極的に答えた。また5月には、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された「ウェルフェア2018(第21回国際福祉健康産業展)」(5月17~19日開催)にブースを出展。これまで同様、「トレパチ!」と「元気はつらつトレパチ!テーブル」を出品した。

 当日は、福祉関連団体や施設の関係者ら多数がブースを訪問。興味深く製品の説明を聞き、実際に遊技を体験するなか、「お年寄りが飽きることなく楽しめる」(福祉施設関係者)など、好印象を感じさせるコメントが寄せられた。なお、6月1日からTV愛知にて、シルバー向けに「元気はつらつ!らくちん体操」の放映が始まるほか、今年は台湾・台北市での展示会など海外を含め、全11の展示会での出展を予定している。

 パチンコという遊技、また遊技機製造で培ったノウハウが高齢化社会の課題解決の一助となることに期待したい。