クラボウが開発した、「スマートウエア」を使った熱中症を未然に防ぐシステム=24日、大阪市【拡大】
クラボウは24日、心拍数などが測れる衣料「スマートウエア」を使って、作業による体への負担や体調の変化を検知し、熱中症を未然に防ぐシステムを開発したと発表した。建設作業員などの着用を想定し、28日から受注販売する。
システムは大阪大や信州大などと開発した。シャツで計測した心拍数や衣服内の温度変化をクラウド上に集約し、スマートフォンなどを通じて作業員や管理者に熱中症のリスクを通知する。
24日に大阪市で記者会見したクラボウの担当者は「独自のアルゴリズム(計算手法)で体調の変化を解析し、画面上で分かりやすく表示できたのは画期的だ」と話した。
今後は学校や高齢者向けに販売することも予定している。料金は参考価格で、初期設定費用が3万2400円、システムの月額利用料が1人6480円。シャツは別売りで1枚4320円となる。