医療業界に特化した翻訳を手掛けるアスカコーポレーション(大阪市中央区)は、人工知能(AI)を活用した新薬開発の関連文書を翻訳するサービスを始めた。RPA(ロボットによる業務自動化)と機械翻訳を組み合わせて、煩雑な文書作成の生産性を向上させ、新薬開発の迅速化ニーズに応える。第1弾として、医薬品の臨床試験である治験を依頼するときに用いる「統一書式」の英訳に適用する。画像ファイルのテキストデータ化や機械翻訳との連携、その後のレイアウト処理を自動化する。さらに、統一書式だけでなく申請文書など、定型的な書式での多言語化処理業務を抱える、製薬会社にサービスを提供していく。