「+メッセージ」はLINEを超えられるか? iPhoneユーザーも普及の“障害”に (2/3ページ)

 +メッセージの特徴として、3社は電話番号だけで送れる「簡単・安心」、写真や動画、地図をなどを送れる「便利さ」、スタンプで気持ちを伝えられる「楽しさ」の3点を挙げる。

 +メッセージを始めるのにIDやパスワードの登録は不要で、アプリを最初に利用する際、電話番号で認証をするだけでよい。しかし、電話番号で誰とでもやりとりできるということは、知らない人からのメッセージも届いてしまう(ちなみにLINEは友だち以外からのメッセージを受信拒否できる)。そこで、+メッセージでは、アドレス帳に登録していない人からメッセージが届いた場合、それが分かるよう「未登録」と表示するようにした。

 他に、+メッセージを利用できるユーザーには、連絡先一覧でアイコンを表示させる機能や、既読か未読かを分かる機能も用意した。スタンプも500点を無料で提供し、今後も順次追加していく。

 今後は、企業がユーザーにアプローチをする手段として+メッセージを使えるよう拡張していく予定。例えば、カスタマーサポートとやりとりをする、予約の確認をする、各種サービスの申し込み手続きをする、リマインドを通知する、といった使い方を想定している。LINEでいう「LINE@」の取り組みに近いといえる。

 SMSから大きく進化した+メッセージだが、最大のライバルは「LINE」という見方もある。会見で「LINE対抗なのか」という質問に対し、藤間氏は「対抗というよりは、携帯電話のメッセージングサービスの正常進化。今まで使っていたメッセージサービスをより便利に使ってもらうのが狙い」と話したが、チャット形式の表示、スタンプや既読機能など、LINEを意識したと思われる仕様も多い。

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