第47回フジサンケイグループ広告大賞

【メディアミックス部門】グランプリパナソニック株式会社パナソニック家電商品群パナソニックCreative!キャンペーン
【メディアミックス部門】グランプリパナソニック株式会社パナソニック家電商品群パナソニックCreative!キャンペーン【拡大】

  • パナソニック株式会社取締役会長・長榮周作氏
  • 【メディア部門】新聞優秀賞【メディアミックス部門】優秀賞サントリーホールディングス株式会社BOSS初代ボスジャン探しています。/ボス勤続25年
  • 【メディア部門】新聞優秀賞味の素株式会社企業広告現代飯図鑑・生き方の数だけ、食べ方がある。
  • 【メディア部門】新聞最優秀賞【メディアミックス部門】優秀賞株式会社クボタ企業広告壁がある。だから、行く。
  • 【メディア部門】雑誌最優秀賞スカパーJSAT株式会社スカパー!好きと暮らす。
  • 【メディア部門】雑誌最優秀賞スカパーJSAT株式会社スカパー!好きと暮らす。
  • 【メディアミックス部門】優秀賞IndeedJapan株式会社IndeedIndeed仕事さがしにサーチあれ。
  • 審査委員講評法政大学教授・稲増龍夫氏

 わが国を代表する総合広告コンクール「フジサンケイグループ広告大賞」(主催・産経新聞、フジテレビ、関西テレビ、BSフジ、サンケイスポーツ、夕刊フジ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ大阪、サンケイリビング新聞、扶桑社、協力・フジサンケイ ビジネスアイ)の贈賞式が10日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。47回目となる今回は366点の中から、パナソニック株式会社の「パナソニック Creative!キャンペーン」が最高賞であるメディアミックス部門グランプリに選ばれ、同社にトロフィーと賞金が贈られた。

 メディア部門新聞最優秀賞には株式会社クボタの「壁がある。だから、行く。」、同部門雑誌最優秀賞にはスカパーJSAT株式会社の「好きと暮らす。」が選ばれたほか、計31賞が決まった。

 贈賞式の模様と受賞作品の紹介は、フジテレビで5月5日午後3時30分から、関西テレビで5月8日午前4時55分から放送される予定。

                  ◇

 【メディアミックス部門】グランプリ

 ■パナソニック株式会社 パナソニック家電商品群 パナソニック Creative!キャンペーン

 □パナソニック株式会社取締役会長・長榮周作氏

 ◆新たな暮らし価値を創造

 この度は、権威と伝統ある第47回フジサンケイグループ広告大賞におきまして、当社の「パナソニック Creative!」キャンペーンがメディアミックス部門グランプリを受賞する栄誉に浴し、大変光栄に存じます。私どもパナソニックは、本年、おかげさまで創業100周年を迎えることができました。これまで皆様から賜りました多大なるご支援に対しまして、心から感謝申し上げます。

 この記念すべき年にグランプリを受賞することになりました「パナソニック Creative!」キャンペーンは、モノづくりの原点に回帰しながら、エアコン・洗濯機・テレビなどの家電製品群が創造する新たな暮らし価値を、「これからの100年」につながるパナソニックならではの挑戦として発信する取り組みです。

 創業者の松下幸之助が夢見た「家電が行き渡る」家庭像。しかし、お客様のライフスタイルは著しく多様化し、家電のコモディティ化も進みました。事業環境が大きく変化する中で、当社は「お客様に常に寄り添い続ける家電」をお届けするべく、さまざまな試行錯誤を繰り返して参りました。

 創業時から培ってきた「技術」と「ノウハウ」にIoTやAIなどの最新技術を組み合わせることで、多種多様な生活シーンにおいて、お客様に「モノからコト」へ新たな暮らし価値をご提供できると判断した家電を厳選し、「Creativeセレクション」として昨秋より順次発売させていただいております。これらの商品によって、例えば、人が担っていた日常の家事を家電とシェアすることにより、家族とのゆとりの時間を創出できるようになります。

 コミュニケーション戦略につきましては、重点ターゲットである共働き世帯に新しい暮らしを提案するメッセージをマス・デジタル・体験イベントを通じて発信。メディアの皆様方からのご支援もあって、共感を抱いたお客様自らが話題を拡散するなど、大きな反響を頂戴いたしました。

 今後も発展し続けるためには、既存事業やビジネスモデルにとらわれず、絶えず変革し続けること。世の中の変化を成長の機会に変えていく力をつけることが不可欠です。創業以来、脈々と引き継がれてきた当社経営理念、そしてブランドスローガンである“A Better Life,A Better World”を実現する上で、家電には無限の可能性があります。これからも、パナソニックはお客様の暮らしに寄り添う家電を提供するとともに、お客様の新たな暮らしの創造に挑戦し続けます。

 最後になりますが、フジサンケイグループ広告大賞の益々のご発展を心より祈念いたしまして、受賞の御礼とさせていただきます。

                  ◇

 【メディア部門】新聞優秀賞 【メディアミックス部門】優秀賞

 ■サントリーホールディングス株式会社 BOSS 初代ボスジャン探しています。/ボス勤続25年

 【メディア部門】新聞優秀賞

 ■味の素株式会社 企業広告 現代飯図鑑・生き方の数だけ、食べ方がある。

 【メディア部門】新聞最優秀賞 【メディアミックス部門】優秀賞

 ■株式会社クボタ 企業広告 壁がある。だから、行く。

 【メディア部門】雑誌最優秀賞

 ■スカパーJSAT株式会社 スカパー! 好きと暮らす。

 【メディアミックス部門】優秀賞

 ■IndeedJapan株式会社 Indeed Indeed 仕事さがしにサーチあれ。

                  ◇

 □審査委員講評 法政大学教授・稲増龍夫氏

 ◆鮮やかな進化 さすがのクオリティー

 第47回フジサンケイグループ広告大賞のクリエイティブ部門座長、ならびにメディアミックス部門審査委員として審査過程に関わった立場から所感を述べたい。

 各企業の広告担当者が選ぶ「メディア部門」と一般消費者が選ぶ「パブリック部門」では、「25年後の夏」(テレビ)のNTTドコモと「あたしん家のお母さん」篇(ラジオ)の味の素が両部門で賞を獲得した。特に味の素はこれ以外にもメディア部門の新聞・雑誌、パブリック部門の新聞でも受賞し、きめ細かい多面的広告戦略が評価された。

 クリエイターが審査員のクリエイティブ部門は、毎回、独自の選考が際立っているが、今回もノルウェー水産物審議会(雑誌)、メガネ通販のインターメスティック=ブランド名Zoff(テレビ)と、通常の広告賞とは一味違った作品が選ばれた。近畿大学の新聞広告は、大学らしからぬユニークな差別化戦略が傑出しており、大学受験者数が5年連続日本一という結果につながっている。

 フジサンケイグループ広告大賞における最高峰の賞であり、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、デジタルメディアの5媒体を有機的に活用した広告に与えられるメディアミックス部門において、栄えあるグランプリを獲得したのはパナソニックの「パナソニック Creative!キャンペーン」である。パナソニックは昨年の「ふだんプレミアム」に続いてのグランプリ受賞であり、コンセプトとしても、「日常のさりげない発見」から今回の「クリエイティブ」へと鮮やかに進化させており、広告大賞の常連ながら、さすがのクオリティーである。

 今回、特筆すべきはメディアミックス部門優秀賞の「Indeed Japan」である。一見ベタなまでの「社名連呼」でありながら、「あえてダサく」みせて企業名を浸透させる戦略は、アート的な広告完成度より「実」を取った原点回帰の手法として注目された。