野田聖子総務相は10日の記者会見で、前日に楽天の携帯電話事業参入が正式に決まったことをめぐり、「携帯電話事業各社が公正競争を行い、利用者にとって多様なサービスが使いやすい料金で実現することを期待している」と料金引き下げへの期待感を示した。
また、楽天に対しては「認定した開設計画とそれに付けた条件に従い、しっかりとした事業運営を行っていただきたい」とも述べた。
新規事業者の楽天は、大手から回線を借りることでネットワークを補う計画だが、総務省の審議会は認定にあたり、「自前のネットワークを構築して事業展開を図るという原則に留意すること」という条件をつけていた。