パナソニックと東京電力による配電箱に設置した電子看板の実証実験=東京都港区【拡大】
パナソニックと東京電力パワーグリッドは5日までに、東京都港区のJR田町駅近くの歩道にある配電箱にデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、区の情報などを流す実証実験を始めた。既存の設備を使うため導入費が抑えられ、東電にとっては資産の有効利用につながる。
来年3月まで、地域のイベントや災害時の注意情報を流す。配電箱を活用した歩道上の電子看板はこれまで例がない。
大勢の目に留まる一方、人だかりができて通行の妨げになる恐れがあることから影響を確かめる。
パナソニックは他の電力会社との展開を検討。東電は配電箱を通じて電気自動車(EV)に充電できる仕組みの構築も探っている。