日本酒蔵ツーリズム推進協議会の第2回運営委員会であいさつする細野助博会長=東京都港区【拡大】
□平出淑恵(酒サムライコーディネーター)
日本酒蔵ツーリズム推進協議会の2017年度第2回運営委員会が6日、東京都港区のキャプランワインアカデミーで開かれた。筆者は運営委員として参加している。
同協議会の会員は、国税庁、経済産業省、農林水産省、内閣府などの省庁をはじめ21の地方自治体、日本酒造組合中央会や日本旅行業協会など14の関係団体、全国から30の酒蔵、旅行会社、鉄道、地方銀行など63の一般企業に達している。
現在は任意団体だが、観光庁の「テーマ別観光による地方誘客事業」に16、17年度と続けて採択されてきた。
18年度は将来の活動の足固めをするために、団体として自走化への基盤をつくり、19年度の一般社団法人化が実現できるかの大切な時期といえる。
同日の運営委員会では、協議会の細野助博会長から開会の言葉があり、酒蔵代表として佐浦弘一副会長(「浦霞」醸造元の佐浦=宮城県塩釜市=社長で日本酒造組合中央会副会長)からは最近の日本酒をめぐる話題などを織り交ぜたあいさつがあった。
17年度の事業報告では、日本郵船の子会社、郵船クルーズの客船「飛鳥II」との連携による高感度富裕層向け寄港地の酒蔵ツーリズムモニターツアーや、日本最大の通訳案内士団体でインバウンド旅行会社True Japan Tures(東京都港区)と世界最大のワイン教育機関WSET日本認定校のキャプラン(同)との連携による通訳案内士向け日本酒セミナー兼モニターツアーの内容が紹介された。
また、協議会会員向け施策の共有・標準化を目指し、酒蔵の受け入れ態勢標準化ツールの試作品が披露された。
運営委員会の後には、同じ会場のサロンで会員間の懇親会が行われた。国税庁酒税課の尾張佳也課長補佐の乾杯に始まり、会員の蔵からの自慢の酒をワイングラスで酌み交わしながら蔵元や事業者会員からの活動報告などが続き、新年度へ向けて活気ある時間となった。
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【プロフィル】平出淑恵
ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のアンバサダー。日本ソムリエ協会理事、日本酒蔵ツーリズム推進協議会運営委員、昇龍道大使(中部9県のインバウンド大使)などを務める。