ファミリー層向けに3月に新ブランドとしてオープンする「コンフォートスイーツ東京ベイ」の客室。壁にジグソーパズルの模様があしらわれている【拡大】
国内でビジネス客向けに「コンフォートホテル」をフランチャイズチェーン(FC)展開しているチョイスホテルズジャパンは、2つの新ブランドの出店に乗り出す。ファミリー層向けホテルをオープンするほか、全国各地のホテルチェーンをM&A(企業の合併・買収)で傘下に収める。訪日外国人観光客(インバウンド)の急増によって異業種からの参入や新規開業で過熱するホテル市場で、他のホテルとの差別化を図ることが狙い。現在全国の政令市を中心に53店舗を展開しているが、観光地の近隣地域を含めて今後1年間に約5店舗を新たにオープンする。
大都市圏や観光地に
新ブランドの「コンフォートスイーツ」は、これまでのビジネス客向けのシングルルーム主体の宿泊特化型とは異なるファミリー層向けに大都市圏や観光地に出店する。第1号店として3月に東京ディズニーランド近くの千葉県浦安市に「コンフォートスイーツ東京ベイ」をオープンする。
客室の広さは約35平方メートル。ベッドルームに加え、リビングスペースでゆったりと過ごすことができる。宿泊単価は約2万円を予定している。館内は宿泊客に楽しんでもらえる工夫が随所に施されている。朝食スペースの床はチェス盤をイメージしたチェック柄で、エレベーターホールの壁はトランプの絵札があしらわれている。各客室の壁はジグソーパズル模様。遊び心を満載にすることで、会員制交流サイト(SNS)に投稿してもらいPR効果を高める。