パナ、グーグルホームで家電操作 音声でお湯張り、照明など制御

パナソニックのHEMS。中核機器ホームゲートウェイのAiSEG2(左手前下)と配電盤など=16日午後、東京・東新橋のパナソニック東京汐留ビル
パナソニックのHEMS。中核機器ホームゲートウェイのAiSEG2(左手前下)と配電盤など=16日午後、東京・東新橋のパナソニック東京汐留ビル【拡大】

 パナソニックは16日、家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)とスマートスピーカー「グーグルホーム」を連携させ、音声操作で屋内の家電などを制御できるサービスを2018年度中に始めると発表した。

 パナソニックのスマートHEMSは家庭の電力使用状況を把握し電力消費を最適制御するシステムで、もともと中核機器の「AiSEG(アイセグ)2」から無線でつながった照明や空調などの家電も操作できるようになっている。パナソニックは3月21日から操作可能な対象を拡充し、電気錠の開閉などのほか、給湯器を遠隔操作してお風呂のお湯張りもできるようにする。今年度中をめどに他社を含む14社27機種を対象に加える。

 またアイセグ2とグーグルホームの連携によって利用者はスピーカーに話しかけるだけで家電類を操作でき、例えば「グーグル、おやすみ」と話しかけスイッチを押すことなく消灯するといった使い方ができる。

 普及が見込まれる電気自動車(EV)について、料金プランに合わせた最適なタイミングをアイセグ2側で判断して充電する利用法も想定している。

 パナソニックは新築戸建てへのシステム導入を売り込み、18年度の販売目標は3万台。20年度の販売目標は16年度比2.4倍に引き上げる。