au 子供のアプリ利用、安全策強化 iPhoneでも時間制限可能に

保護者は管理サイトを通じ、子供のスマートフォンのアプリやインターネット利用時間を制限することができる=9日、東京都目黒区
保護者は管理サイトを通じ、子供のスマートフォンのアプリやインターネット利用時間を制限することができる=9日、東京都目黒区【拡大】

 KDDI(au)は9日、子供向けの利用制限サービス「あんしんフィルター」の機能を強化し、保護者が子供の持つ米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のアプリの利用時間を制限できるようにしたと発表した。

 アンドロイド搭載のスマホについては従来も対応していたが、アイフォーンでLINE(ライン)やツイッター、ゲームなどアプリの利用時間を制限することができる機能は他社も含めて初めてという。

 auの契約者のうち、中学生のスマホ所有率は7割超、高校生は9割超。うち高校生のアイフォーンの所有者は約7割といい、若者に人気の端末まで機能を拡大することで安全策を強化した。保護者は管理サイトを通じて、子供にスマホを使わせたくない時間を1時間単位で設定する。利用料は無料で25日から提供する。

 そのほか、これまでフィーチャーフォン(従来型携帯電話)でしか対応していなかった、衛星利用測位システム(GPS)を通じた子供のスマホの位置情報の確認も保護者ができるようにする。4月からは子供のスマホの利用状況を保護者が確認できる機能も開始する。