ポイントサービス戦国時代 狙うは「現金化」、“4大陣営”つばぜり合い (3/3ページ)

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 楽天は今年2月、通販やクレジットカードの楽天会員IDと連携した決済サービス「楽天ペイ」を開始した。スマホの専用アプリを通じ、バーコードやQRコードを提示すると実店舗で支払いができるサービスで、楽天スーパーポイントに加盟していない店舗でも楽天ペイを通じてポイントでの支払いができることが特長だ。

 通販が主戦場だった楽天のポイントが、実店舗でも「流通」する道を大きく広げる仕組みといえる。三木谷氏は「どんどん通貨に近づいていく」と表現する。

 加盟店を広げることで、使える場所を増やしてきた各ポイント制度。より便利にするための、プラットホーム(基盤)作りの競争も熱を帯びそうだ。