ホンダは、まず32年ごろに高速道路での車線変更も可能な自動運転の技術を確立し、その後、完全自動運転技術の実用化を目指す。
自動運転をめぐっては、日産自動車が昨年8月、国内メーカーでは初めて高速道路の同一車線で自動走行できるミニバン「セレナ」を発売。日産では高速道路より難易度が高い一般道での導入を目指すほか、トヨタ自動車も32年に高速道路で車線変更が可能な技術の導入を計画している。
一方、ホンダは、自動運転技術の確立と並行して、今後、売り出す新型車の安全性も高める。現在は、ミニバン「フリード」や「ステップワゴン」など8車種に付けているセンサーやカメラを使った予防安全技術を、国内では軽を含めた全車に標準装備し、海外でも順次、搭載車種を増やす。