--具体的にはどんなロボットを開発しているのか
「現時点ではまだ開発の途中なので詳しく話せないが、大きさで言えば、ソニーの犬型ロボ『アイボ』より大きく、ペッパーより小さいといったところ。人の無意識に訴えかけ、一緒にいると安心する存在、それは最終的には人のパフォーマンスの向上に貢献できるものになると思う」
--そんな新世代の家庭用ロボットはいつ登場することになるのか
「2018年の発表に向けて準備を進めている。19年には発売の予定だ。開発費は数十億円の見込み。発売まで売り上げは見込めないが、昨年、総額14億円超の大規模な資金調達を実施しており、開発資金にあてている」
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【プロフィル】林要
はやし・かなめ 東京都立科学技術大学(現首都大学東京)卒。1998年トヨタ自動車入社、F1の空力開発に従事。2012年ソフトバンクに入社し、ヒト型ロボット「ペッパー」の開発リーダー。15年11月GROOVE Xを創業し社長。愛知県出身。