ここまで進化した最新ガチャガチャ事情 外国人も大興奮「イエース!」 (2/4ページ)

2017.5.11 10:30

 カプセルトイ販売機の設置運営を行うハピネット・ベンディングサービス(東京都)営業企画部の奥村亮介さんによると、ガチャガチャが駅や空港に進出したことで、「日本のお土産」として購入する外国人観光客が増えているという。日本人に比べると一度に大量購入する「大人買い」の傾向が強いそうで、「やっと欲しいものが出たときのリアクションが大きくて、『イエース!』って凄いんです。こっちも嬉しくなります(笑)」と外国人が楽しむ様子を語る。

ハピネット・ベンディングサービス営業企画部の奥村亮介さん(左)とハピネット経営本部の大嶋ゆきみさん

ハピネット・ベンディングサービス営業企画部の奥村亮介さん(左)とハピネット経営本部の大嶋ゆきみさん

ここまで進化した最新ガチャガチャ事情

 日本に登場してから約50年-最近のガチャガチャは驚くべき進化を遂げている。「キン肉マン」や「機動戦士ガンダム」の消しゴムをコレクションしたであろう昭和世代にとってはあの素朴さが懐かしいかもしれないが、最近の商品は同じ価格でも圧倒的に細かい作りになっている。例えば「機動戦士ガンダム モビルスーツアンサンブル01」は30もの部品のひとつひとつに色が塗装されており、一昔前の商品とは比べ物にならないほど精巧だ。組み立てに20分かけて完成したのはまさに「ミニチュアのガンプラ」。

「機動戦士ガンダム モビルスーツアンサンブル01」のガンダム(バンダイ提供写真)

「機動戦士ガンダム モビルスーツアンサンブル01」のガンダム(バンダイ提供写真)

 関節にも可動用パーツが入っているため自由なポーズを楽しむことができる。奥村さんによると「自分の知っているガチャガチャとは全然違う」と品質に感動して購入する大人が多いという。

 また、購買層が広がったこともあり高価格化が進む。現在は1回300円の商品が主流になっており、前出の「モビルスーツアンサンブル」はなんと1回500円と高額だ。奥村さんによると「価格に合うクオリティであれば売れます」と高価格帯商品の需要の高さを明かす。

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