「プレ金」振るわず… 2月百貨店売上高、12カ月連続マイナス

2017.3.23 06:25

プレミアムフライデーをPRする看板が掲げられた銀座三越=2月24日午後、東京・銀座
プレミアムフライデーをPRする看板が掲げられた銀座三越=2月24日午後、東京・銀座【拡大】

 日本百貨店協会が22日発表した全国百貨店の2月の既存店売上高は前年同月比1.7%減と、12カ月連続でマイナスだった。前年が閏年で営業日が1日少なかったほか、主力の衣料品が引き続き低迷した。

 2月末の金曜日は仕事を早く終え消費を喚起する「プレミアムフライデー(プレ金)」が初めて実施されたが、数字を押し上げるほどの効果は見られなかった。

 訪日外国人向けの免税売上高は、9.6%増の201億7000万円と、過去最高を記録した1月に次ぐ高水準だった。“爆買い”の鈍化で1人当たりの購買単価は減少したが、客数が17.2%増えてカバーした。

 同協会の近内哲也専務理事は、プレ金について「大都市圏の店舗は好調だったが、地方は数字で確認できるほどの大きな影響はなかった」と説明した。協会は2月のプレ金で「食」をテーマにイベントなどを企画したが、早ければ3月にもテーマを広げてイベントなどを展開する計画だ。

 一方、百貨店協会の会長を辞任する意向を示している大西洋氏(三越伊勢丹ホールディングス社長)は、5月12日の定時総会まで会長職を務める。後任は総会で選定する予定だ。

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