ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は3日、上田準二社長(70)が辞任し、後任に伊藤忠商事から高柳浩二副社長(65)を迎え、3月1日付で社長に就く人事を発表した。昨年9月に発足した同社が「順調にスタートした」(上田氏)のを機にトップを刷新する。大株主である伊藤忠との連携を深め、傘下のコンビニエンスストアの強化と総合スーパーの立て直しを急ぐ。
高柳氏は5月末に開く株主総会で代表取締役になる予定。会見で高柳氏は「(傘下の)ユニーとファミリーマートの一体感を追求する」と抱負を述べた。
伊藤忠出身の上田氏は2002年にファミリーマートの社長に就任。昨年9月のユニー・ファミマHD誕生と同時に社長に就いた。上田氏は「70歳を迎え、会社人生に区切りを付ける」と語り、株主総会で取締役からも外れて経営の第一線から退く。
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【プロフィル】高柳浩二氏
たかやなぎ・こうじ 早大理工卒。1975年伊藤忠商事。取締役専務執行役員などを経て2015年4月から代表取締役副社長。静岡県出身。