外国人観光客が日本で買ったお土産を、コンビニや百貨店の店舗から国際スピード郵便(EMS)を利用して直接海外の自宅に発送できるサービスの実証実験が31日、東京都内で始まった。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、外国人観光客による空港の手荷物カウンターの混雑緩和や利便性の向上が目的。国土交通省関東運輸局と民間企業が共同で実施する。
参加したファミリーマート新宿靖国通り店と三越銀座店では店内に、専用の受け付けカウンターを設置した。英語と中国語が話せる物流会社の職員が、荷物の受け付けと梱包(こんぽう)、通関に必要な書類の作成などを行う。集荷と配送は日本郵便が行い、120以上の国や地域に2~9日程度で届ける。
ファミリーマートでは3月末までカウンターを設置し、独自に結果を分析して今後の対応を検討する。三越銀座店では通年で取り扱う。