2016.12.27 15:55
発表されたスイフトHYBRIDRS=27日午前、東京都千代田区(春名中撮影)【拡大】
スズキは27日、主力小型車「スイフト」を約6年ぶりに全面改良し、来年1月4日に発売すると発表した。新型プラットフォーム(車台)を採用して車重を軽くしたほか、排気量1・0リットルのターボ車をラインアップに追加。「走り」の良さをアピールし、小型車販売の拡大を狙う。
新プラットフォームは剛性を高め、2輪駆動の手動変速車は車重が約120キロ軽くなった。単眼カメラとレーザーレーダーを併用して歩行者らを検知する衝突軽減ブレーキを採用し、安全装備も充実した。
排気量1・2リットルのエンジン車とハイブリッド車も用意し、燃費は1リットルあたり20・0~27・4キロ。
希望小売価格は134万3520~184万5720円。国内で年間3万6千台の販売を計画し、来春から海外にも順次展開する。
スズキは2016年の軽自動車を除く国内販売が今月22日時点で、10万592台を記録。19年度までの中期経営計画の目標である年10万台を上回った。
鈴木俊宏社長は同日の発表会で、「来年は(今年を上回り)過去最高に挑戦したい」と述べた。