サントリーホールディングス(HD)は13日、4月の熊本地震で被災したサントリー九州熊本工場(熊本県嘉島町)から主力ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の出荷を8カ月ぶりに再開した。同工場では、11月8日から製造を再開。この日は飲食店用のたる詰め生ビール(15リットル)約1000本がトレーラーに積み込まれ、佐賀県鳥栖市にある配送センターに向け出発した。今月中に問屋を通じて、九州各県の飲食店に届けられるという。缶ビールの出荷も来年1月から再開し、他の商品の製造ラインも順次稼働させる。サントリーHDは「来年5月までの完全復旧を目指したい」としている。