日立製作所は2日、家電量販店のノジマと協力し、ヒト型ロボット「EMIEW3(エミュー3)」の実証実験を行う、と発表した。12月10日以降に神奈川県内にあるノジマ3店舗に設置し、来店客に対して、売り場の案内やお薦め商品の紹介などを行う接客業務にあたる。ノジマでは今後、ロボットを活用する店舗の拡大も検討する。
エミュー3は今年4月に発表し、平成30年の実用化を目指しているヒト型ロボットで、助けを必要とする人の元へ自ら移動し、会話できるのが特徴。日立は9月に羽田空港、10月には東京駅でも接客などに活用する実験を行っている。
日立では今回のノジマとの実験を通じ、小売店での接客におけるロボット活用の可能性を探る。販売管理システムと連携した接客など、高度な活用も実験する予定。