任天堂は20日、これまで「NX」と呼んでいた新型ゲーム機の名称を「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」にしたと発表した。据え置き型と携帯型のゲーム機を一体化したのが特徴。自宅ではテレビにつないで遊び、外に持ち出す際には画面やコントローラーを取り外して使う。複数のプレイヤーで同時に遊ぶこともできる。発売は来年3月の予定。
スイッチの概要は、同社の公式サイトで20日午後11時から約3分間の映像で公開された。競合メーカーが高性能ゲーム機や仮想現実(VR)端末を相次いで発売する中、スイッチの投入により反転攻勢を狙う。
任天堂は据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」の売り上げが低迷。ライバルのソニー・インタラクティブエンタテインメントや米マイクロソフトに販売台数で大きく水をあけられている。
このため12月には任天堂初となるスマートフォン用ゲームアプリ「スーパーマリオラン」を配信する予定で、スイッチの投入と合わせて業績改善につなげる。