■独自ブランド「MONO」など13機種発表
NTTドコモは19日、初のオリジナルブランドのスマートフォン「MONO(モノ)」など今冬と来春の新商品13機種を発表した。今月下旬から来年3月にかけて順次発売する。MONOは1年間の端末使用を前提にした割引の適用で650円で購入できる。ソフトバンクの「ワイモバイル」など格安スマホに対抗する狙いがある。
MONOは、ドコモとして初めて中国の通信機器大手の中興通訊(ZTE)に製造を委託し、高音質通話の「VoLTE(ヴォルテ)」や防水性能など基本的な機能を備えながら格安の価格を実現した。同日の記者会見で吉沢和弘社長は「お客さまの大切な『モノ』にということで名付けた」と話した。
「ノート7」は見送る
一方、秋に発売を予定していた韓国サムスン電子の新型スマホ「ギャラクシーノート7」について、吉沢社長は「10月に米国で2回目のリコール(回収・無償修理)があったことで決定的に発売を見送ることにした」と述べ、13日の米消費者製品安全委員会のリコールまでは、発売に向けて調整を進めていたことを明らかにした。ノート7で見込んでいた販売台数は、KDDIやソフトバンクも発売するソニー製の「Xperia(エクスペリア) XZ」などの高機能端末で補う考えだ。
ガラケーに格安プランも
ドコモは、従来型携帯電話が1回5分以内であれば月額1200円(税別)で通話し放題となる新料金プランも発表。従来プランより1000円安く設定した。2年契約が条件となる。