ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は13日、仮想現実(VR)ゲームが楽しめるゴーグル型端末「プレイステーション(PS)VR」(4万8578円)を発売した。「VR元年」ともいわれる今年、人気の「ポケモンGO」に続いて、ゲーム市場の新たな需要を掘り起こすか注目される。
ゲーム各社はPSVRに対応したゲームを続々と投入する予定。
PSVRは家庭用ゲーム機のPS4につないで使う。ゴーグルのような形のヘッドセットを装着して視覚、聴覚ともにゲームの世界に没入できる仕組み。
発売日の13日朝には、ソニーの直営店が入居する東京・銀座の複合商業施設「銀座プレイス」で記念イベントが開催。SIEジャパンアジアの盛田厚プレジデントは「家庭内の映像体験ではテレビ登場以来のイノベーションだ」と胸を張った。
PSのアンバサダーを務める俳優の山田孝之さんがPSVRを装着し、アメリカンコミックのヒーローになりきれる「バットマン:アーカム VR」と、パリの大空を飛行するオオワシの感覚を味わえる「イーグルフライト」の2種類のゲームを体験。「不思議な感覚。ずっと続けちゃいそうです」と感激していた。