積水ハウスは8日、2017年1月期の連結業績予想を上方修正し、売上高が初めて2兆円台に到達する見通しになったと発表した。従来予想は1兆9850億円だったが、開発物件の売却時期を想定よりも前倒ししたことを受けて、2兆円に引き上げた。最終利益予想も1110億円から過去最高となる1130億円に見直した。賃貸住宅の販売や物件の管理事業の好調が理由だという。阿部俊則社長は記者会見で「中高級の価格帯の物件を都市部に特化して展開している」と語った。
8日発表した16年7月中間連結決算は、売上高が前年同期比1.9%増の9496億円、最終利益は横ばいの520億円となった。一戸建てや賃貸住宅の販売が堅調だったほか、米国での宅地開発など海外事業が好調だった。