道路橋点検用ロボットを開発 イクシスリサーチ、富士フイルムや首都高速と共同 (2/2ページ)

イクシスリサーチなどが開発した道路橋点検用ロボット=川崎市中原区
イクシスリサーチなどが開発した道路橋点検用ロボット=川崎市中原区【拡大】

 ロボットは、イクシスリサーチが全体の設計・開発、富士フイルムがカメラや画像処理技術をそれぞれ担当。首都高速道路技術センターは管理者の立場から助言したり、実験場所を提供したりした。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け、2014年8月から開発してきた。

 公開デモンストレーションを見学した防災コンサルティングなどを手掛ける日本ミクニヤの溝部剛担当課長は「こうしたロボットがあれば、作業中の事故を未然に防げる可能性がある」と語った。

 イクシスリサーチの山崎文敬社長は「あと1年程度、さまざまな場所での実証試験を数多く重ね、事業化を進めたい」と話し、数年後の商品化を念頭に置いた取り組みを続ける方針だ。

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【会社概要】イクシスリサーチ

 ▽本社=川崎市幸区南加瀬5-18-16

 ▽設立=1998年6月

 ▽資本金=1000万円

 ▽事業内容=研究用・ゲーム用ロボットおよび電子機器部品の開発、販売など