【ドローンタイムズ】災害支援、流通、建築…ドローンが生活豊かに (1/2ページ)

2016.8.10 05:00

JUIDA鈴木真二理事長
JUIDA鈴木真二理事長【拡大】

 ■JUIDA・鈴木真二理事長に聞く

 無人で空を飛ぶドローン(無人航空機)に寄せられる期待が、技術の進歩に比例するように、日増しに高まっている。活躍の場は、趣味から産業用に拡大し、空撮、防災、測量、物流から、さらに広がる勢いだ。適切な運行のためのルール作りも進む。ドローンの健全な発展を支援する一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA=ジュイダ)の鈴木真二理事長に、現在の取り組みや今後の展望を聞いた。(田中亘)

                   ◇

 --JUIDAの主な取り組みは

 「自分は航空宇宙工学で飛行中に故障が起きても墜落しない『落ちない飛行機』の研究をしている。ドローンは無人なので、より安全への配慮が求められる。JUIDAは2年前に幅広い情報収集や意見交換のために設立したが、ドローンは2年ほど前から業務で空撮に使われ始めており、利用の拡大が見込まれていた。ルールがないと安全な利用も難しく、参入を思いとどまる恐れがある。それでは健全な発展が阻害される。安全のガイドライン作りの必要性を感じ、その制定が設立時の主な活動だった」

 --4月、首相官邸に落下しているのが見つかった

 「あれで国のルール整備に対する意識が高まった。その結果、航空法を改正することになるのだが、ベースとなる議論はJUIDA内で行われていたので、短時間で改正することに貢献できたと思う」

 --ドローンはどんな発展をたどるだろうか

 「生活が豊かになるように使われて発展するだろう。災害時には状況把握や物資の運搬。買い物難民を支援する可能性もある。それ以外にも流通、建設、農業、科学とそれぞれで生活を豊かにし、産業を発展させる可能性を持つ」

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。